2020年、新年を迎えるに当たり一言ご挨拶を申し上げます。


国際政治では(1)ハノイで2回目の米朝首脳会談が物別れ、(2)文在寅政権はGSOMIA(ジーソミア)の破棄を通告、協定は維持(11/22)されるも日韓は緊張高まる。(3)香港で「逃亡犯条例」改正問題、反政府デモが本格化し約200万人(6/16)が参加。台湾総統選挙(1)、習近平主席訪日(4)以降の中国政府の動きを注視したい。(4)トランプ政権は5月安全保障を背景に、華為技術(ファーウェイ)との取引を米企業に禁じる禁輸措置を実施し、同盟国・友好国にも同調を求めた。新たな世界秩序の模索という視点から特筆したいと思います。


ノーベル医学・生理学賞は貧血や心血管疾患、がんなど多くの病気に関わり、治療法開発の基礎となった「細胞が低酸素を検知し応答する仕組みの発見」でウィリアム・ケーリン氏(61)ら3人へ。物理学賞は「宇宙マイクロ波背景放射」から138億年前にビッグバンで誕生した宇宙の成り立ちを理論的に読み解いたジェームズ・ピーブルス氏と1995年、太陽系以外で初めて惑星を見つけたマイヨール氏とケロー氏へ。化学賞はリチウムイオン電池の開発でグッドイナッフ博士
(97)、ウィッテンハム博士、旭化成の吉野彰博士が受賞。1980年代、前者がマイナス電極、後者がプラス電極材を開発、その後実用化した。企業内研究者である日本人の高い研究独創性を示すものと誇りに思います。


2019
年は技術経営(MOT)、地方創生、中小企業、公民連携(PPP)分野の活動を一歩前へ進めるために一般社団法人地方創生グローカル推進機構を設立しました。『社会課題を事業で解決する』をコンセプトに公共セクターと民間セクターの共通言語と事業・政策デザインの方法論を提供する事業Planning研修を開催しました。長野県飯山市、北区、新宿区、さいたま市などが参画しています。http://www.pppschool.jp/ja-JP/in/Jigyou-workshop/


20
年前、研究者・技術者へ『研究開発成果の企業価値化デザイン』を開発・提供したように公務員、公民連携人材へは事業Planning、経営・政策デザインを、中小企業診断士へは『診断士成功モデル研究』を実施していきます。次世代への引き継ぎを視野に入れた活動を同時に考えています。


2020
年はABE創研が前進する年と位置付けています。

よろしくお願いします。

2020年元旦
ABE(エイ・ビー・イー)創研 代表

一般社団法人 地方創生グローカル推進機構 代表理事

阿部仁志