2016年、新年を迎えるに当たり一言ご挨拶を申し上げます。

 

2015年を振り返ってみますとイスラム国のパリ同時テロ、日本人2人の公開殺害、欧州への難民急増、ミャンマー総選挙でのNLD圧勝、加えて中国が発信源になるAIIB、南沙諸島、経済減速など歴史の転換点を想起させるニュースが続きました。

 

ノーベル生理学・医学賞を大村智氏、ノーベル物理学賞を梶田隆章氏が受賞、両氏の受賞により、日本の歴代受賞者は計24人(米国籍2人含む)となりました。我が国の科学技術の歴史的成果と誇りに思います。

 

今日、科学技術政策は(1)卓越した科学、(2)産業のリーダーシップに加えて(3)社会的チャレンジが主要テーマになっています。欧州のHorizon2020では社会的チャレンジが科学技術予算の40%を超える規模にあり、我が国の科学技術・イノベーション総合戦略でも同様の傾向です。超高齢化が進む産業社会の特徴を示しているものと考えています。

 

ABE(エイ・ビー・イー)創研、設立1年の歩みは年末に開催された10分ゼミで報告しました。事業活動の総括、成否分析からABE創研のコア・コンピタンス、事業モデルを再発見しました。自分の創業体験を創業支援プログラムへ反映することを構想しています。主要な成果としては(1)ハイテクベンチャーA社の顧問・経営支援、(2)地方創生研究会(東京協会認定)の設立、月例会の主宰です。

 

2016年はこの二つを軸に企業活動支援とシンクタンク活動を発展させ社会的、経済的価値創造へ資する事業を継続してまいります。創業の原点、目標をゆっくりですが着実に実現しています。


よろしくお願いします。

2016年元旦
ABE(エイ・ビー・イー)創研
代表 阿部仁志